自己犠牲ってなんだろう。
私はよく、「自分を犠牲にしすぎ」と言われます。
しかもほとんどの場合、否定的な言い方で。
たしかに私は自分の感情や利益よりも人のことを優先することのほうが多いです。
それを”偽善者”や”嘘つき”などと言う人はたくさんいるけれど、果たして自己犠牲とは悪いことなのか。
この記事では主に
- 偽善者などと言われて悲しい思いをしたことがある人
- 自己犠牲の精神で生きている人が理解できない
という人に向けて、自己犠牲についてお話ししていきます。
自己犠牲について
自己犠牲の定義とは
冒頭にも書いたように、自己犠牲とは「自分よりも人を優先すること」だと考えています。
例えば、
- 「周りがよければそれでいい」
- 「周りの人が望むように物事が進むようにしたい」
- 「自分の思い通りにしたいわけじゃない」
人に優しいともとれますが、どんなときも、常に優しすぎるような人のことを特に自己犠牲という場合が多いような気がします。
この言葉は結構ざっくりした言葉なので、その時々によって状況も使い方も違うとは思います。
自己犠牲は嫌われる?
経験上、自己犠牲は結構嫌われると思います。
よく言われることとしては
- 偽善者
- 八方美人
- 嘘つき
などです。
つまるところ、「いい子ぶってる」って感じですね。
特に偽善者はかなり言われます。
私のこと嫌いなんだな、というのがはっきりわかるような人は偽善者って言ってくるイメージ。
まあ自己犠牲という概念がない人にとってはとても理解できない考えなんだと思います。
自己犠牲は悪いことなのか
自己犠牲は嫌われるという経験をしてきましたが、果たして自己犠牲は悪いことなのでしょうか。
私は自己犠牲は「悪いことではない」と思います。
むしろ、自己犠牲で生きられる人ってすごくないですか?
怒らず騒がず、自分の感情よりも周りの状況を優先できる人。
そんな人間にもっとなりたいとまで思います。
だって、自己犠牲で生きることで、周りの人に迷惑をかけることもないし、それどころか周りの人を助けることもできます。
自分の感情を相手に押し付けることは、ときに人をものすごく苦しめ、追い詰めます。その相手が身近な人間であればあるほど、その苦しみは大きくなることでしょう。
自己犠牲が正しいとまでは言いませんが、自分の感情だけで生きることは周りにとってプラスの働きをすることは少ないと思います。だからこそ自分が我慢してもいい、となるのでしょう。
自己犠牲を理解できない人もいる
自己犠牲について理解できない、よくわからない、という人はたくさんいます。
これに関しては、私はある意味気にしない方がいいと思います。
実際に私の周りでは、母と私は割と自己犠牲的な考え、姉はそれに対してすごく抵抗があり理解できないという立ち位置です。
姉とは仲が良いですが、私のそういう他人ファーストな感じが許せないというか理解できないようで、しょっちゅう文句を言っています(笑)
今まで本当にたくさんの話を姉としてきて、なんどもなんども私の考えを伝えてきましたが、やっぱりわからないとのこと。
姉のおかげで、自己犠牲の精神は、わからない人にはわからない、ということがわかりました。
自己犠牲はパンクしない程度に抑えることが大切
自己犠牲は悪くないと言っても、無理をしすぎてパンクしてしまうようでは、自分も周りもしんどくなってしまいます。
大切なのは、自己犠牲は適度に行うことです。
もともとそういう気質の人は無意識に他人ファーストをしてしまうと思います。でも、無理は禁物。
自分のキャパシティーをしっかり理解し、自分のできる範囲で行動するようにしましょう。
最後に
自己犠牲という言い方をしていますが、場合によって、人によってその個性は色々です。
個性を認めて、尊重していけたらいいなと思います。